古着転売を始めたいけど、どこで仕入れればいいかわからない…そんな風に感じている方は多いと思います。僕自身も、古着転売を始めた当初は何度も仕入れに失敗しました。
しかし、正しい仕入れ先と選び方のコツを覚えたことで、仕入れの精度が格段に上がり、利益も安定してきました。本記事では、古着転売歴7年の経験をもとに、初心者でも安心して仕入れを始められる方法や、失敗しないコツを実体験ベースでお伝えしていきます。
古着転売における仕入れの重要性とは?
古着転売で利益を出すためには、まず「仕入れ」が成功のカギを握ります。仕入れの質が低ければ、どんなに工夫して販売しても売れない在庫ばかりが増えてしまいます。
「安く仕入れれば利益が出る」と考える人も多いですが、実際は商品の状態やブランド力、トレンドとの相性なども加味して「売れる商品を適正価格で仕入れる」ことが重要です。仕入れがうまくいけば、販売はシンプルに回ります。
逆に仕入れが失敗すると、どれだけ頑張っても利益が出ません。だからこそ、古着転売では「どこで」「何を」「いくらで」仕入れるかを戦略的に考える必要があるのです。
古着転売で定番となる5つの仕入れ先を徹底比較!
古着転売で成功するためには、「どこから仕入れるか」が非常に重要です。僕もこれまで数百店舗以上をまわり、さまざまな仕入れ方法を試してきました。ここでは、初心者でも始めやすい定番の仕入れ先を5つ厳選し、それぞれの特徴・メリット・デメリットを実体験ベースで解説します。
1.リサイクルショップ(実店舗)
リサイクルショップは、古着転売を始めたばかりの初心者にとって最も身近で利用しやすい仕入れ先の一つです。自分の目で商品を見て、手で触れて、状態をしっかり確認できるのが最大のメリット。
僕も最初の頃は、週に3回ほど近所のセカンドストリートやキングファミリーを巡って、少しでも利益の出そうな商品を探していました。
一方で、実店舗は時間と労力がかかるというデメリットもあります。また、最近は価格設定がやや高めだったり、ライバルも多くなりがちなので、セール時期や在庫入れ替えタイミングを狙うといった工夫が必要です。
2.ネット・電脳仕入れ(メルカリ・ヤフオクなど)
電脳仕入れは、スマホやパソコンからいつでもどこでも仕入れができる点が大きな魅力です。特にメルカリやヤフオクでは、出品者によって価格や商品説明の精度に差があるため、「相場より安く出している掘り出し物」を見つけることができれば、大きな利益に繋がります。
僕が使うのは「ブランド名+状態+サイズ」で検索をかけ、出品者の評価や写真を丁寧にチェックする方法。コメント欄で価格交渉ができるのもメリットの一つですが、実物を確認できない分、写真や説明文の読み取り力が重要になります。
3.古着卸業者・倉庫(MJヴィンテージ、3peaceなど)
本格的に古着転売に取り組みたいと考えているなら、卸業者からの仕入れは避けて通れません。MJヴィンテージや3peaceなどの卸業者は、業者価格で大量仕入れができるため、1点あたりの仕入れ単価をグッと抑えられます。
僕も大きく利益を伸ばしたのは、店舗から卸仕入れに切り替えたタイミングでした。最初はピック仕入れで商品を選びつつ、慣れてきたらアソートやベールにも手を出すようにしました。
注意点として、ミニマム(最低購入金額)があるため、ある程度の予算が必要です。また、品質の見極めや在庫管理力も問われるため、ある程度リサイクルショップでの仕入れ経験を積んでからの利用が安心です。
4.海外仕入れ(韓国、バンコク)
海外仕入れは、国内には出回っていない珍しい古着や、現地特有のブランドを安く手に入れられるチャンスがあります。僕も何度かバンコクや韓国を回ったことがありますが、宝探し感覚で仕入れができるのは魅力的でした。
ただし、渡航費や輸送コスト、関税の問題もあり、よほどの上級者でないとリスクの方が大きくなりがちです。eBayなどのオンライン海外仕入れも、為替や配送トラブルのリスクを理解した上での利用が前提。初心者にはあまりおすすめしませんが、仕入れの幅を広げたい上級者にとっては可能性を広げてくれる手段です。
5.フリマ・ガレージセール(地域イベントなど)】
地元のフリーマーケットやガレージセールは、思わぬ掘り出し物に出会える“仕入れの宝庫”です。僕も何度も地元のイベントに足を運びましたが、100円〜500円でヴィンテージTシャツやナイキの古着が手に入ったこともあります。
交渉次第でさらに値下げしてくれることも多く、仕入れコストを大幅に抑えられる点が魅力です。ただし、開催頻度が限られていたり、品質が一定でない点には注意が必要。目利きの力と交渉力が求められますが、初心者でも慣れてくれば楽しく仕入れができるようになります。
古着転売の仕入れでやってはいけない3つのNG
古着転売では、仕入れの時点で失敗してしまうと、どれだけ販売を工夫しても利益を出すのは難しくなります。僕自身も何度も失敗を経験してきました。ここでは初心者が陥りがちな「やってはいけない仕入れのNG行動」を3つに絞って紹介します。失敗を回避するための実践的な対策もあわせて解説します。
仕入れ値の上限を決めていない
仕入れにおいて最も重要なことの一つが「予算管理」です。これを怠ると、1着あたりの仕入れ値がどんどん高くなり、気づけば利益がほとんど残らない…という事態に陥ります。
僕も初期のころ、気に入ったアイテムをつい衝動買いしてしまい、2,000円で仕入れて2,300円でしか売れなかったことが何度もあります。利益率を意識するためには、あらかじめ「このジャンルは最大でいくらまで」と上限を設け、数字ベースで判断する習慣をつけることが大切です。
売る前提がないまま仕入れてしまう
「とりあえず仕入れてから考えよう」という姿勢は、古着転売ではNGです。売る媒体やターゲット層、販売価格帯を決めずに仕入れてしまうと、いつまで経っても売れない在庫になってしまいます。
僕も以前、「かわいいから」という理由だけで仕入れたアイテムが、2年以上売れずに在庫を圧迫した経験があります。仕入れる際は必ず、「どのプラットフォームで、どんなユーザーに、いくらで売るのか?」を想定してから購入するようにしましょう。
安さだけで飛びつく(状態・回転率を無視)
安い=お得、とは限りません。特に古着の場合、汚れやダメージ、型崩れなどがあると、どんなに有名ブランドでも売れにくくなります。僕も昔、100円で仕入れたブランドTシャツに目立つ黄ばみがあり、結局売れずに処分したことがあります。
また、いくらコンディションが良くても「需要が少ないジャンル」だと回転率が落ち、在庫リスクが増します。安さに惑わされず、状態・需要・ブランド・販売価格をバランスよく見極める目が必要です。
【経験談】利益を最大化する古着仕入れの戦略と選び方
効率よく利益を出すには、自分に合った仕入れ先を見極め、戦略的に仕入れる必要があります。僕が古着転売を7年続けてきた中で、実感した“失敗しない選び方”と“利益率を上げるコツ”を紹介します。経験値に応じてステップアップしていける方法もまとめています。
初心者なら「実店舗+電脳」の併用がベスト
これから古着転売を始める初心者には、「実店舗」と「ネット仕入れ」の併用がおすすめです。僕自身、始めたばかりの頃は週末にセカストやブックオフを回りつつ、平日の夜にヤフオクで商品を探していました。
実店舗では商品を自分の目で確認できるため、失敗が少なく、経験を積むには最適。一方で、電脳仕入れは時間や場所を選ばず取り組めるため、効率的に数をこなすことができます。この2つを併用することで、目利き力と仕入れスピードの両方を鍛えることができます。
中級者は「卸仕入れ」にシフトで時短&利益率UP
仕入れの流れがある程度つかめてきたら、「卸業者」からの仕入れにチャレンジするのがおすすめです。僕も月10万円を安定して稼げるようになったタイミングで、MJヴィンテージや3peaceといった業者を利用し始めました。
まとまった数の商品を一度に仕入れることで、1点あたりの単価を抑えられ、仕入れにかかる時間も大幅に短縮されます。また、業者と信頼関係を築くことで、好条件のアソートやベールに優先的にアクセスできるようになる場合もあります。安定した仕入れルートを確保することで、売上のブレを減らせるのが大きな魅力です。
トレンドリサーチで“今売れる”を意識する
仕入れ先の選定だけでなく、「何を仕入れるか」も非常に重要なポイントです。僕は毎朝、フリマアプリのランキングやInstagramの古着アカウントをチェックして、トレンドや需要の変化を把握するようにしています。特に「色・ロゴ・シルエット」などの流行りは時期によって変わるので、それに合わせて仕入れ内容を調整することが大切です。
例えば、冬場は裏起毛のスウェットやスタジャン、夏前はナイロンジャケットやTシャツ系を多めに仕入れるなど、需要の波に合わせた仕入れができると、回転率と利益率がグッと上がります。
古着転売の仕入れに関するよくある質問5選
「古物商って必要?」「ネット仕入れって違法じゃないの?」など、古着転売の仕入れに関してよく聞かれる質問をまとめました。僕も副業として始めた当初は、同じ疑問を抱いていました。初心者がつまずきやすいポイントをわかりやすく整理し、安心して始められるように解説します。
Q1.副業初心者でも仕入れに失敗しないコツは?
最初は「安くて売れそうなもの」を漠然と探しがちですが、成功するための第一歩は「仕入れ基準」を自分の中に持つことです。例えば「最低でも販売価格の3分の1以下で仕入れる」「状態ランクはB以上」といった基準を設定することで、無駄な仕入れを防げます。また、実店舗なら写真を撮ってあとからリサーチ、電脳仕入れなら過去の販売価格を調べるなど、一度持ち帰ってから判断する「冷静さ」も大切です。
Q2.メルカリやヤフオクでの仕入れは違法にならない?
メルカリやヤフオク自体で仕入れを行うことは違法ではありませんが、「古物商許可証」を持っていない状態で反復継続して仕入れ・販売を行うと、古物営業法に違反する可能性があります。副業レベルであっても、定期的に仕入れて販売する予定があるなら、必ず古物商の取得をおすすめします。取得自体はさほど難しくなく、費用も1〜2万円程度で済むので、安心して活動するための保険としても早めの申請が安心です。
Q3.古物商許可証はいつまでに取ればいい?
厳密には「反復継続して仕入れて販売する前」に取得が必要です。つまり、売上が出てからではなく、「利益目的で何度も仕入れる段階」で必要になります。僕も副業として本格的に動き出すタイミングで取得しましたが、申請してから交付までに3〜6週間ほどかかるため、仕入れを本格化する前に動いておくのがベストです。今後の信頼性や卸業者の利用にも関わるため、早めの取得をおすすめします。
Q4.卸業者ってどこまで初心者に優しいの?
実は、最近は初心者向けに門戸を開いている卸業者も増えています。初回はミニマムなしで見学OKだったり、アソートやピックの中身に相談対応してくれる業者も。ただし、在庫量や単価が多めになるため、ある程度販売経験があるとスムーズに活用できます。完全初心者よりは「ちょっと慣れてきた」タイミングがベストです。
Q5.オンラインで状態の良し悪しはどう見抜く?
ネット仕入れでは実物を確認できないため、「写真」と「説明文」の読み解きが鍵になります。僕がよく見るポイントは、光の加減・シワの寄り方・タグの擦れなど。少しでも違和感を感じたら、出品者に質問することも重要です。説明文で状態が詳しく書かれていない場合は、避けた方が無難。評価欄で「思ったより状態が悪かった」といったコメントがないかもチェックすると安心です。数をこなせば、見抜く力は自然とついてきます。
まとめ|古着転売で稼ぐには「仕入れの型」を確立せよ!
古着転売で安定して稼ぐには、「なんとなく安いものを仕入れる」ではなく、自分なりの“仕入れの型”を確立することが何より大切です。本記事では、リサイクルショップやネット仕入れ、卸業者、均一古着屋など、さまざまな仕入れ先を紹介してきましたが、大切なのは「自分に合った仕入れルートを見つける」こと。そしてその仕入れ先で、「何を」「いくらで」「どう売るか」を常に考えながら仕入れる習慣をつけることです。
僕自身も、最初は店舗をはしごしながら少しずつ経験を積み、やがて電脳仕入れや業者仕入れにステップアップしていきました。今では「仕入れに迷わない」「仕入れに時間をかけすぎない」状態を作れたことで、より販売や顧客対応に力を注げるようになっています。あなたもまずは1つの方法を試してみて、自分なりの成功パターンを見つけてください。それが、古着転売を副業から安定収入源へと成長させる第一歩です。
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